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~ 事業を承継 「する」 「させる」 ということ ~
2017年05月1日

岩本昌信
行政書士の岩本昌信です。

ある会社の女性事務員の電話の声が明るくなりました。
「明るくなった」のは、昨年11月にM&Aによる事業承継が決まってからで
事務所の雰囲気も良くなってきています。
後継者のいない高齢経営者の下で、これからの仕事への少なからずあった不安が
少しは解消されたのだと想像できます。
この会社とは、30年余り続く関与先で、社長とも個人的に親しく数年前から
「後継者」や「会社の今後」について相談にのっていました。

事業承継を進めようとする場合、
「税金」「株価」「会社の将来」「後継者」「借入金・債務保証」「親族間の調整」等
さまざまな課題がありますが、相談にのった数年前からは、
「事業を承継したい(買いたい)と思ってもらえる魅力ある会社づくり」を
合い言葉にして、簡単な自社分析(SWOT分析)を行い、
自社の特徴や取引先・事業内容の知的資産の「見える化」を心がけてきました。

M&Aは、金融機関と専門のコンサルタント会社を通じてでしたが、
M&Aプロセスの「ヒアリング」の時には、
この「知的資産の見える化」が大いに役立ち、
買手の「更なる事業承継の目的意識」の促進につながったように思います。

M&Aが決まり新旧社長が挨拶に来られた時、
旧社長は「笑顔でほっとした」穏やかな表情でしたし、
新社長は「知的資産活用のノウハウ」の収集に目を輝かせておられました。

M&A専門コンサルタント会社を通じた場合、
手続的なステップは手順どおりですが、
私の専門分野(建設業・経営事項審査・入札関係)での
「魅力ある会社づくり・ノウハウ活用の方向性」は
「従業員・新旧経営者・事業」にとって「潤滑油」の
役目を担ったのではないかと思います。

経営者個人としての人には「老いと死」という宿命的なライフサイクルを
避けて通ることはできませんが、
桜の木が接ぎ木によって蘇る(古木のエキスを接ぎ木が吸収して育つ)ように
「社会的価値ある事業」(社会の役立ち、お客様や従業員にも喜んでもらえる事業)の
エキスとなる心と資産を次世代へつなげて
新たな事業に育てていくことが自然の原理にも叶い、
大袈裟に言えば「人間としての使命」(言うは易し行うは難しですが)なのではないでしょうか。

因みに、私の事務所でも、事業承継、現在進行中です。

~金を残すは下・事業を残すは中・人を残すは上・感動を残すは最上~

執筆:岩本 昌信

カテゴリ:01-事業承継について
 
  
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