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民事信託(家族信託)①
2014年10月16日

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司法書士の原敦彦です。

 

民事信託という言葉をご存じでしょうか?
『信託』ということ言葉からは金融機関における投資信託を
思い浮かべられる方も多いと思いますが、
特に『民事』信託(家族信託と言われることもあります)という
言葉を使う場合には、信頼のおける親族に財産を託すという場面に
おいて使われることが多いです。

信託という制度の起源については諸説ありますが、
もっとも有名なのは、中世ヨーロッパにおける十字軍の遠征の際に、
遠征に行く兵士が信頼できる知人に自分の財産を残された家族のために
託したということから広まっていったという説があります。
遠く離れてしまう家族のために、自分の意思に基づいて、
他人に財産を運用してもらっていたのです。

これを現代の日本においてどう活用できるでしょうか。
考えられるケースを一つ挙げてみましょう。

たとえば、自身が管理運営している自己所有の賃貸マンションについて、
高齢化等の事情により自ら管理出来なくなってしまった場合。
自分の意思がはっきりしているうちはまだしも、
万が一認知症にかかってしまった場合には、
自分の意思で財産を処分することが出来なくなってしまいます。

ここで、信託という制度を利用し、
あらかじめ信頼できる親族や知人にマンションの管理運営を託すことで、
自らの判断能力が衰えた後も託された者が引き続き管理運営できる
ことになるのです。

また、信託契約で定めることにより、
賃料収入を信託した本人に帰属させることも可能となります。

今後、私のコラムでは、信託についてより詳しく書いていこうと思います。

ここでは信託という制度について簡単に書きましたが、
ご自身の所有されている財産を将来どのように引き継いでいくのかを
あらかじめ考えておくことは、遺された家族の方のためにも
必要なことかと思います。
さまざまな方法があるのですが、
信託はその一つの手段となりうると考えております。

私たちの協会におきましては、みなさまそれぞれに適した方法を、
様々な士業の観点からアドバイスをさせていただいておりますので、
どうぞお気軽にご相談ください。

執筆:司法書士 原 敦彦

カテゴリ:02-相続について
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