京都で事業承継・相続でお困りの方はJSコーディネーター協会へお気軽にご相談ください

お問い合わせ
  
    
      

遺言が間に合ってよかった。
2014年05月9日

hirota

行政書士の廣田修一です。

80歳に近い姉妹の妹さんから相談を受けました。
姉妹は、二人とも結婚に縁が無く、姉名義になっている土地建物の上で、
つつましやかに生活をしてきたのですが、姉が癌になり、あと一ヶ月の命と医師に言われたそうです。
そのお姉さんには、子供がいない、親は先に亡くなっていることから、兄弟姉妹が相続人になりますので
妹さんは、当然相続人となります。
ところが、この姉妹には、異母兄弟がいて、その異母兄弟との関係は、若い頃その存在を知っただけで、お互い面識もないということでした。

このままお姉さんが亡くなられたら、姉妹が生活している土地建物は、法定相続分として妹3分の2、
異母兄弟3分の1となります。相続開始後、妹名義に登記を移す場合、異母兄弟の判子(印鑑証明を添付して実印)が必要であること、また、3分の1の権利を主張されると、それ相応の金銭が必要となります。

それで、異母兄弟に相続権を発生させないで妹だけが相続できるようにしてほしいという姉妹の依頼でした。早速、公正証書遺言を作る準備をしました。
必要書類を整え、公証人さんに出張してもらうことになりました。
病床のお姉さんの枕もとで、遺言内容を公証人さんが口述して内容を確認するという方法で、
遺言が完成しました。

費用面では、出張代、交通費と付加されましたが、遺言が完成したことを大変喜んでおられました。
その後、お姉さんは、医師の予告よりも早く亡くなられました。
なにか、遺言が間に合ったという事だけが、救いのような気持ちでした。

執筆:行政書士 廣田 修一

カテゴリ:05-遺言について
お問い合わせはこちら
 
  
このページのトップへ戻る